
8月27、29、30日の3日間をかけて第23回全国専門学校サッカー選手権大会の東京地区代表決定戦が行われた。東京から全国に出場できるのは4チーム。ここでは8月29日に行われた2試合の模様をリポートする。
東京リゾート&スポーツ専門学校と東京YMCA社会体育・保健専門学校による試合は、勝利したYMCAの大石祥否寛監督が「ものすごく苦しかったですね」というように接戦になった。YMCAは1分にコーナーキックから伊藤萌が合わせて幸先良く先制するも、その後はリズムを明け渡してしまう。
28分、前線からのプレッシャーでボールを奪ったリゾート&スポーツは下野祐生が倒されてPKを獲得。これを下野が自ら蹴ったが枠をとらえることができず。
後半はどちらも得点が生まれなかったが80分、途中出場の佐藤康平が左サイドから次々にDFをかわして決定的な2点目をゲットする。全国の切符を勝ち取ったYMCAの窪田哲志は「みんなが一つになってやれた。全国大会では挑戦者の気持ちでいきたい」と声を弾ませた。
もう1試合の東京スポーツ・レクリエーション専門学校vs東京工学院専門学校は打って変わって一方的な試合となった。序盤から攻勢をかけたスポーツ&レクレーションが9分に土井滉也のゴールで先制すると、19分に橋守迅が追加点を決める。後半にも西藤一樹、高橋勇気、奥住源が次々にゴールネットを揺らして大量5ゴール。東京工学院は大出雄太が1点を返すに留まった。
他の試合で勝利した日本工学院八王子専門学校、東京スクールオブビジネスの4チームが”東京代表”として全国大会に出場することになった。
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