TOKYO FA's Pick UP




ペスカドーラ町田
代表兼選手 甲斐修侍インタビュー

今年9月から開幕する日本初のフットサル全国リーグ・Fリーグに、東京都町田市をホームタウンとして参戦するASVペスカドーラ町田。代表兼選手である甲斐修侍にチームの将来像を聞いた。

 
 


「最激戦区」東京から町田市をホームに参戦

 9月23・24日に国立代々木競技場第一体育館で開幕する、日本初のフットサル全国リーグ・Fリーグ。リーグ初年度は8チームでスタートし、2月16・17日の同会場での閉幕まで、3回戦総当りの全21節84試合が行われる。
 このFリーグで東京都町田市をホームタウンとして活動するのが「ASVペスカドーラ町田(以下ペスカドーラ)」である。ペスカドーラの前身チームは「カスカヴェウ東京」。チームが発足した1999年から、東京都を拠点に8年間活動してきたフットサル界の名門で、2001年には全日本選手権を制して日本一に輝いたこともある。このチームの代表兼選手である甲斐修侍は東京でプレーしてきた8年間をこのように振り返る。
「東京にはファイルフォックスなどを筆頭に強豪と呼ばれるチームがたくさんありました。特に全日本選手権の東京都予選は本当にレベルが高くて、『全国で勝つより東京で勝つほうが難しい』といわれるほど。そういう厳しい環境で戦ってこれたのは、チームにとって何にも変え難い財産になっています」
 甲斐の言葉通り、東京のフットサルのレベルは全国トップクラス。全日本選手権、地域チャンピオンズリーグ、全国選抜大会などの各種全国大会でも東京都のチームはこれまで好成績を残してきた。また、Fリーグ初年度参加に関しても東京都はペスカドーラ以外に4チームが名乗りを挙げていた「最激戦区」だった。




少年少女のどちらからも
憧れられる存在になりたい

 ペスカドーラのホームタウンとなった町田市には将来のJリーグ入りを目指すサッカーチーム、FC町田ゼルビア(以下ゼルビア)がある。これで町田市には、サッカーはゼルビア、フットサルはペスカドーラという2本柱ができた。「ゼルビアさんと協力し合って、町田市のサッカー、フットサルが発展するように頑張っていきたい」と甲斐が言うように、今後はタッグを組んでさまざまな試みをしていくつもりだという。
 ペスカドーラが目指すのは、「本当の意味での地域密着型クラブ」(甲斐)。甲斐が考える「地域密着」とはペスカドーラが町田市の少年少女から憧れられる存在になること。「男の子の将来の夢はサッカー選手やフットサル選手。それと同じように、女の子には『チアリーダーになりたい』と思ってもらえたら」。
 ペスカドーラのホームゲームでは試合前やハーフタイムにチアリーディングショーが行われる。彼女たちはオーディションによって選ばれた、チーム専属のチアリーダー。選手たちと同様に厳しいトレーニングを積んだ成果を、試合で発表しているのだ。チアリーダーズにもトップチーム、下部組織を設けて、将来のフィオーレ(チーム名)を育成していくという。「チアリーダーになってペスカドーラを応援したい! という女の子を増やしていきたい」と甲斐は話す。
 最後に、9月23日からスタートするFリーグへの意気込みを語ってもらった。
「僕たちがみなさんにお見せしたいのは、カスカヴェウ時代からやってきた選手が動きながら、パスをつなぐというフットサルです。スピード感であったり、連動性であったり、フットサルならではの魅力を表現できるチームだという自信はあります。もちろん目標は初年度優勝です。僕自身は『優勝以外は価値がない』と思っています。どうかご声援をよろしくお願いします」




【ホーム アリーナ】
町田市立総合体育館
〒194-0045
東京都町田市南成瀬5-12
JR横浜線成瀬駅より徒歩約9分
【チーム概要】