技術委員会 |
2005年おかやま国体 東京都、総合優勝!! |
5年ぶり4度目の総合優勝 各カテゴリーの努力の結実 |
2005年9月9日から13日まで岡山県で開催された、第60回国民体育大会「晴れの国おかやま国体」夏季大会のサッカー競技において、東京都は総合優勝を成し遂げた。激戦区の関東ブロック大会、通称ミニ国を勝ち抜いた東京都代表は、本大会でも成年女子が優勝、成年男子がベスト8、少年男子が4位という堂々たる成績を収めた。年が明けて2月9日、5年ぶり4回目となる総合優勝を祝して、味の素スタジアム・レセプションホールでは選手、監督、スタッフが集まり祝賀会が賑々しく行われた。 |
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2連覇、3連覇を目指していきたい |
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2005年おかやま国体サッカー競技で総合優勝を果たせたことを、非常に喜ばしく思っています。私自身、各会場まで足を運んで皆さんのプレーに声援を送りました。
成年女子は日テレ・ベレーザから全面的な協力を得られたので、順当に行けば優勝できるだろうと思っていました。1点を争うゲームとなった兵庫との決勝戦を観戦中、ハーフタイムに「こういうときは荒川(恵理子)選手が入れそうだな」というインスピレーションが浮かんだのです。そして、決勝点は予想通り荒川選手。荒川選手、ありがとうございます(笑)。 |
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(財)東京都サッカー協会
会長
安田一男 |
少年男子にもJリーグの下部組織、ヴェルディユース、FC東京U―18の選手がいるので4位は期待通りです。彼らは関東ブロック大会では苦戦していますが、少年男子は、毎年メンバーが大幅に入れ替わるので、苦戦したことにより、チームとしてまとまることができたのだと思います。
成年女子、少年男子から成績的には見劣りするかもしれませんが、成年男子が1回戦で勝利しなければ総合優勝はありませんでした。2回戦で敗れはしましたが大健闘だといえます。
東京の総合優勝は4回目ですが、これは埼玉(11回)、神奈川(8回)、茨城(6回)、大阪(5回)に次ぐ回数です。また、1996年からでは3回目となり、東京のサッカーは確実に力をつけています。これからも選手、スタッフが一丸となり2連覇、3連覇を目指したいと思っております。
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痛感した国体を制する難しさ |
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昨年は国体の優勝はもちろん、日テレ・ベレーザではL・リーグ、全日本女子選手権でも優勝して女子サッカーで3冠を達成できました。その上、1年間を無敗で乗り切れたのも嬉しいです。
日本代表選手が何人もいることもあり、周囲からの「優勝するのは当然」というプレッシャーは感じました。それでも、国体で勝つには独特の難しさがあります。一つ目は炎天下の中での4連戦は体力的に厳しいこと。二つ目はL・リーグと異なる、朝早くのキックオフに慣れるまでに時間が掛かること。それだけにいわゆる楽に勝てる試合というのは、本当に1つもありませんでした。
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成年女子
キャプテン
酒井與恵 |
実際に1回戦の新潟戦では先制点を奪われています。
日テレ・ベレーザの単独チームとして国体に出場するのは初めてでしたが、コミュニケーションも取れているし、それぞれのプレーを分かり合えているのはアドバンテージです。また、大会前には自主的にミーティングを行って、「まずは国体で優勝して弾みをつけよう」とチーム内の国体に対する気持ちを確認しました。
来年度の国体は兵庫で開催されるので、決勝で私たちに負けている兵庫は恐らくリベンジに燃えているはず。L・リーグ、日本代表との兼ね合いもあるので、現段階で出られるかどうかはわかりませんが、アウェーで兵庫に勝って2連覇をすることができたら最高ですね。
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