連盟ニュース

 
 東京都社会人サッカー連盟
サッカーの普及を目指すとともに競い合いの場の提供を実現したい
 東京都社会人サッカー連盟は、サッカーの普及、競技力の向上、フェアプレーの促進、運営能力の向上、より良い競い合いの場の提供を掲げて活動しています。
東京都社会人サッカー連盟
杉山 揚二
 まず、サッカーの普及は加盟チーム数、選手数の増加を指します。数年前までは400を越えるチームが加盟していましたが、今年度は358チームとなっています。チーム数が増えれば連盟内にも活気が生まれますので、現時点での最重要課題と捉えています。学生連盟に登録していない選手を受け入れる枠を広げるなど、加盟チームの拡大に努めてはいるのですが、近年はクラブ活動を取り止める企業が多いため、減少傾向にあるのは事実です。これからは東京都サッカー協会と一体となって、加盟チーム数の増加に務めたいと思います。
 競技力の向上については、1部から4部までの各部から1名ずつ代表者を出し合って、連盟内に技術委員会を設置しています。指導者ライセンスを取得するための研修会を毎年1回開催して、指導者の育成を促進することで競技力の向上を計っています。まだ具体的な成果は出ていませんが、今後はパワーアップして活動を行っていきます。
 フェアプレーの促進に関しては、技術委員会と同じように連盟内に規律委員会を設置し、違反者に対する事情聴取、指導によって、フェアプレーの啓蒙を行っています。試合前後の握手の励行を含めて地道な努力を続けたいですね。
 運営能力の向上を掲げているのは、強いチームであっても、運営がずさんなため試合の場に立てない、使用グラウンドに迷惑となる違法駐車をするなど、試合以前の問題が発生しているからです。その後、問題を起こしたグラウンドが使えなくなる場合もあります。これは監督、コーチ、選手などが運営に参加しているという意識が低いために起こっています。
 より良い競い合いの場の提供は、このことにより、サッカーをやる仲間がより良い環境で、フェアな楽しいサッカーができることを目指しています。
 東京都社会人サッカー連盟は今後も加盟各チーム協力の下、掲げている目標を少しでも達成できるように取り組んでいくつもりです。




 
 東京都クラブユースサッカー連盟
3種年代の活性化について様々な取り組みを行いたい
 日本サッカー協会は選手育成のポイントとして、U-17の時点で世界を経験することが、選手の成長、同時に日本の育成の方向性確認に大きな意味があると考えて、U-16アジア選手権突破、U-17世界選手権出場を目標としています。日本サッカー協会が掲げている「10年以内に世界のトップ10入りを目指す」を達成するために、育成過程で弱点といわれている3種年代の活性化について様々な取り組みを行う準備がなされています。
東京都クラブユース
サッカー連盟
加藤 善之
 3種年代の活性化、及び問題解決に向けては、中学3年生後期のブランクを極力小さくする、強豪チーム以外のチームに散在しているタレントを発掘、育成する、各地域でレベルの拮抗したリーグ戦を導入するといったことを中心に、全体のレベルアップと個の発掘に注目した活動を重点に考えています。これらの活動を達成するために、06年度実施を目指して具体的に検討、準備が進んでいるものとして、地区単位でのトレセンリーグの実施、トレセンマッチデーの設定などが挙げられます。
 東京都クラブユースサッカー連盟に加盟登録しているチームは、4つの公式戦と交流大会に参加することができます。日本クラブユースサッカー選手権、高円宮杯全日本サッカー選手権、東京都クラブユース新人戦(以上は2・3種)、ナイキプレミアカップ東京都予選(3種・中学1年生)と、さらに、各地域(7地域)においてクラブ、中体連の3種加盟登録チーム(中体連は任意)を対象とした、年間を通したリーグ戦を各地域の事情に配慮した形で運営しています。
 クラブや中体連に所属する中学3年生は、高円宮杯東京都予選敗退を機に活動を停止する選手がほとんどです。全ての選手にスポットを当てることはできませんが、トレセン活動や地域交流大会を通じて、将来性のある選手の活動機会を夏休み以降も確保すると同時に、その選手のレベルに応じた活動機会を増やしたいと考えています。また、交流大会においては、日常的に接する機会の少ないクラブ、中体連の指導者・選手の交流の場とし、東京都の3種年代全体の活動が活性化することを期待しています。