高校サッカーの新たなシーズンの到来を告げる新人選手権都大会。
昨年の同大会を制した実践学園高校は1回戦で駒大高校を1-0で辛くも退けると、2回戦は本郷高校との試合に臨んだ。
キックオフから実践学園が攻め立てる。試合が動いたのはのは7分、相手のゴールキックをハーフェーライン付近で跳ね返すと、そのボールを拾った柳川敦史の技巧的なシュートで先制する。
18分には、右サイドからのアーリークロスを高橋拓也が左寄りのポジションで受けると、そこからドリブルで切れ込み右足一閃。これが左サイドネットに突き刺さった。
実践学園・深町公一監督が「新チームになって期待している選手」に名前を挙げた2トップのゴールで、2-0として前半を終えた。
後半に入ると、ビハインドを背負った本郷が果敢に攻めるが、実践学園の堅い守りを崩すことはできない。逆に50分、中央から高橋拓也がDF3人を引き連れながらドリブル。強引にシュートまで持っていき、その差を3点とする。
決定的なリードを奪うと、実践学園は選手交代のカードを切ってくる。その中の一人、1年生の沼田隼努が起用に応える大活躍。登場から5分後の72分、右サイドからのクロスボールをボレーシュートすると、GKが弾いたところを自ら詰めて1点目。その直後にも、逆サイドからのセンタリングを頭で合わせて2点目を叩き出す。
実践学園が本郷を5-0の大差で下し、3回戦へと駒を進めた。
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