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東京スタジアム巡り 第4回 「味の素フィールド西が丘」

東京のサッカーにまつわるスタジアムを紹介していく「東京スタジアム巡り」。 第4回となる今回はサッカーファンから「西が丘」の愛称で親しまれ、東京サッカーの戦いを支えてきた「味の素フィールド西が丘」。


施設概要

所在地

東京都北区西が丘3丁目15-1

収容人数

7258人
(個席=5073、立見席=2180、障害者席=5)

建築面積

約1,18665㎡

芝生面積

約10614㎡

アクセス

都営地下鉄三田線本蓮沼駅下車
徒歩8分

 
国立として日本唯一のサッカー専用スタジアム

味の素フィールド西が丘は、国立としては日本唯一のサッカー専用スタジアムです。 1968年メキシコ五輪で銅メダルを獲得したため、1970年の建設当時、サッカーは人気競技となっていました。しかし、専用のスタジアムがなかったため、建設の機運が高まり、西が丘サッカー場が誕生することになりました。

現在の使用用途としては、全国高校サッカー選手権や、全日本大学選手権、関東大学リーグ、なでしこリーグなど、アマチュアの試合がメインとなっています。

今となっては信じられないかもしれませんが、かつては日本代表の国際Aマッチも行われたこともありました。歴史の中で最も大きな試合は、1990年のワールドカップイタリア大会アジア予選のインドネシア戦。雨が降る中、日本が5-0で勝利した試合だったそうです。

長い歴史がある分、施設的に老朽化が進んでいましたので、何度か改修工事を行いました。2010年には両ゴール裏の立見席を少なくして座席を設置、メインスタンドとバックスタンドを個別席にするという大幅な改修工事を行いました。

味の素フィールド西が丘の最大の特徴は、ピッチ状態の良さと、選手と観客の距離が近くて見やすいことです。プレーヤーのベストなパフォーマンスを、臨場感あふれる空間で楽しめますので、試合の際は、ぜひ足を運んでいただければと思います。

また、40周年を迎えた今年、生まれ変わった味の素フィールド西が丘イメージキャラクターとして、「しば子」が誕生しました。味の素フィールド西が丘にまつわる情報を、Twitterにてつぶやいていきますので、ぜひご覧ください。






-----------------------------味の素フィールド西が丘の歴史-----------------------------

 

1969年5月
第二次大戦後、進駐軍の接収地であった東京兵器補給廠の跡地返還後、国立競技場用地として用途が決定し、建設が開始される。
1972年7月25日
国立西が丘サッカー場のこけら落としが行なわれる。サッカー専用スタジアムだが、初めての試合は男子ホッケーの日本対スペイン。
1972年8月25日
初めてのサッカーの試合として、日本サッカーリーグ(JSL)の東西対抗戦が開催される。
1999年
FC東京に味の素スタジアム完成前の暫定ホームスタジアムとして使用される。
2007年
スコアボードが磁気反転型からカラーボード対応電光掲示板に変更される。
2010年
改修工事によって両ゴール裏に座席が設置され、メイン、バックスタンドが個別席になる。そのことによって、収容人員がそれまでの9000人から大幅に少なくなって、現在の7258人に変更される。
2011年12月
管理・運営をしている日本スポーツ振興センターが、ネーミングライツ(命名権)を導入することを決定し、公募を開始する。
2012年5月3日
ネーミングライツによって「味の素フィールド西が丘」に名称が変更される。
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