連盟ニュース 　少年 　東京都少年サッカー連盟 委員長　佐藤祐治 　東京、695チームの代表を勝ち取った東京ヴェルディ1969ジュニアは、第31回全日本少年サッカー大会において、見事優勝を果たした。 　連盟の行事は、この全日本大会の東京都予選から始まる。また今年度は、ドイツ・ベルリンチームが来都、関東少年サッカー大会の主管と、８月中旬まで行事が続いた。ベルリンとの交流は５年目を迎え、選手たちは、２泊のホームステイ、そして埼玉で行われた国際大会に東京チームと一緒に参加した。 　関東大会は大井競技場を会場にして開催され、この夏の異常な暑さの中での大会となったが、連盟役員総動員で無事終了することができた。秋から冬にかけては、フェスティバルなど低学年から高学年までの行事が行われる。 　少女 　東京都女子サッカー連盟 委員長　原田洋安 　女子連盟では少女、中学、高校、一般、レディース、リーグの各部会が大会運営にあたっている。少女では、ここ数年、「バディＦＣ」の活躍が目立っていたが、今年は対抗できるチームが複数出てきたことが心強い。 　中学生年代では大会参加のチーム数が増加し、リーグ戦も熱戦を繰り広げている。一般部会では春季大会と選手権大会を運営しておりレベルも着実に向上してきている。リーグは都女子リーグで100チーム以上が参加している。 　今年の目標は女子のサッカー仲間を誘い合って増やしていくこと。登録150チーム、選手数3500名を目標としている。中学生年代の選手数は増加し、“くびれ現象”はほぼ解消されたと言える。これからの課題は幼小の連携、レディース年代の選手の掘り起こしである。 　クラブ 　東京都クラブユースサッカー連盟 委員長　加藤善之 　全国的にも３種年代のリーグ戦導入については様々な改革が行われている最中であるが、私たちはその取り組みの一環として、年間を通じたリーグ戦（通称ＴＵ－15ユースリーグ）を開催することになった。その新設については、昨年度より中体連とクラブユース連盟の各代表者からなる３種委員会において協議し、実施に踏み切った。 　まだ発展途上の段階であるが、「中体連とクラブの共存」「リーグ戦文化の定着」「強化と普及の両立」「自主運営の意識改革」を基本に、自立した組織運営を可能としたリーグ戦文化を定着させていきたいと考えている。 　今後も、ビジョンの共有を図りながら、「できるかどうか」ではなく「やるべきかどうか」という視点で様々な問題に取り組んでいきたい。 　中学 　東京都中学校体育連盟サッカー専門部 部長代理　高橋武良 　中体連として初めての取り組みとして、中学２年生を対象にS４級審判員の資格を取得するための講習会を、７月15日に開催した。全都から99名の生徒が参加し、全員が無事に資格を取得した。この取り組みは、昨年度まで中体連で実施してきた11支部別の中学１年生を対象に開催してきたルール講習会に加え、中学生でも「審判員資格を取得したい」との希望にこたえたものである。 　参加した生徒の約40％が将来もサッカーに携わっていく上で、まず競技規則を学習しておくことが必要であること感じており、また自分たちが試合をするには審判が欠かせない存在であることを38％が実感していることから、中体連として今後もこのような講習会を開催していくことについて積極的に検討する必要性を感じた。 　専門 　東京都専門学校サッカー連盟 事務局長　安村道照 　昨年、連盟創設25周年を迎えて、今年の５月に東京都より「生涯スポーツ優良団体」として表彰も受けた。当初は、６チームから始まり、年々増減を繰り返しながら今年は32チームが加盟して活動している。 　創設時のメンバーで今も残っているのは３人だけ。今年度からは、連盟創設に携わった前会長の有村良隆氏が顧問に、新会長として多忠貴氏を迎えて、新たな気持ちで臨みたいと思っている。 　2008年10月には、「第18回全国専門学校サッカー選手権大会」が東京で開催予定である。東京都協会の協力を得つつ、大会準備を進めていきたい。 　社会人 　東京都高等学校体育連盟サッカー専門部 委員長　大倉健史 　今年度は306校が加盟してスタートした。男女共学や統合によって新規加盟した学校もみられた。関東大会、インターハイ、全国選手権大会という高体連主催の大会の予選や、Ｔリーグ、地区リーグなどの強化・普及のためのリーグ戦などで、ここまで熱戦が繰り広げられている。 　東京都で開催された関東大会は50回記念大会で、帝京、関東第一、都立つばさ総合の３代表が本大会に参加したが、どのチームも決勝には進めなかった。インターハイは佐賀県で行われ、帝京と関東第一の２チームが東京都代表として参加した。帝京は優勝した市立船橋に敗れたがベスト８、関東第一は地元・佐賀東に３回戦で敗れた。 　現在は全国選手権大会の東京都予選が、11月の決勝戦に向けて行われている。