連盟ニュース

 
 東京都中学校体育連盟サッカー専門部
中体連サッカー部の問題点とその対策
東京都中学校体育連盟
サッカー専門部
部長
青木秀行
 東京都中学校体育連盟サッカー部は、約600チームを抱える大所帯の組織です。
 大会としては、春季大会、夏季選手権大会、新人大会、高円宮杯(U-15)、ナイキプレミアカップがあります。近年はリーグ戦の導入もあり、当然のことながら試合数が増え、大会の日程も過密になっています。それに伴い、会場・審判・役員の確保、大会運営費の捻出などのさまざまな問題が出てきます。このような問題に対して、中体連サッカー部では創意工夫をしながら大会の運営に当たっています。
 まず会場に関しては運営費の関係もあり、中学校をできるだけ使用することにしています。継続して使用させていただけるように、会場校には細心の注意を払っています。
 審判については中体連サッカー部として毎年、「新規」と「継続」それぞれの講習会を行い、1人でも多くの審判の確保に努力しています。
 役員についても同様です。新しい力を注入するよう可能な限りの働き掛けをし、現在では実働役員が60余名に達しています。加えて、各地区からも多くの方々の協力を得ることができています。
 そして、運営費の面でも審判は各役員が担当する他に、参加校に協力してもらう「帯同審判制」を部分的に取り入れ、できる限りの支出の削減に務めています。
 中体連サッカー部ではこれからも難しい問題が出てくることを十分に視野に入れて、柔軟で決断力のある考え方と対応をしていくつもりです。
 これ以外にも大会日程の過密化、クラブチームへの選手の流出、選手のレベルアップなど、挙げればきりがないぐらい問題は山積みです。しかし、より一層の内部努力をして、立ち止まることなく一歩一歩前進していきたいと思っています。幸いにして私たちにはサッカーに懸ける強い思いを持つ多くの仲間がいます。今後もより良い大会運営、そして中体連サッカーの発展のために、役員一同が結束して全力を尽くしていきたいと思っています。




 
 東京都フットサル連盟
普及も強化も全国一を堅持したい
 現在フットサル連盟には、関東からオープンリーグ、また、女子、大学まで134チームが加盟しています。
 フットサル連盟が力を入れているのは「普及」と「強化」です。普及とは仲間を増やすこと_つまり登録チーム、登録選手を増やすことをテーマにしています。
東東京都フットサル連盟
幹事長
松村栄寿
 そのためには、フットサルを遊び感覚でプレーしている大学生を取り込むことは非常に大切です。連盟では今年度より新たに大学リーグを設立し、12チームが参加しています。すでに東京都リーグ、関東リーグのチームに登録している選手への間口を広げるためにも、大学リーグは独立して存在させて、登録も別物にしています。
 仲間を増やすという点については、女性も同様です。女子リーグは今年度から1部8チーム、2部6チームの2部制に移行しました。女子に関しては東京が全国一という自負はあるのですが、まだまだ男子と比較すると目指すべきものが少なすぎるので、今後はカップ戦などを開催していきたいと思っています。
 また、東京都リーグは4つのカテゴリーから成るピラミッドを形成していますが、その一番下に位置するオープンリーグについて、エンジョイリーグの立ち上げを検討中です。6ブロック、60チームで行なわれているオープンリーグには様々なレベルのチームが混在しています。だとすれば「楽しくやる」ことと、「真剣にやる」ことが両立するリーグにはニーズがあるのではないかと。もしも10チームでも手を挙げるところがあれば、スタートしたいと思います。
 強化についてはトレセン、選抜がメインになります。昨年度は1部、2部、3部それぞれのリーグに所属する選手でトレセンを行い、4月に選抜によるフェスティバルを開催しました。3部にもポテンシャルの高い選手はたくさんいますし、カテゴリーの垣根を超えてぶつかり合うのは実力を測る物差しにもなります。このフェスティバルは今年度も継続して行なっていきます。
 そして、我々の強化の成果を披露する一番の場は、やはり全国選抜大会です。昨年度は東京が男子、女子共に優勝しているので、今年度もぜひとも優勝を成し遂げ、東京の実力が一番であることを証明してもらいたいです。
 フットサルにおいて東京は、普及、強化のどちらも全国一になることを目標にしています。普及を進めることによって、強化にも相乗効果を生んでいきたいと思っています。